無意味な人生を、少しだけ意味のある人生にしたくて

何もすることもなく、何もしたいこともなく・・・。生きることに行き詰った私が、もがきながら、ただひたすらに日々思うことを綴ります。

雨は味方

ポツッ ポツッ 空から何かが落ちてきた 見上げてみると、まぁるい水の粒が ひとつ、ふたつと降ってきて 段々と数が増えてくる 慌てて傘を出して差し 濡れないようにと小さくなる 水の粒がさらに増えて 地面には所々に水溜まりもできてきた それを左右によけ…

流されて

押し寄せる流れに ただ身を任せる 逆らおうとした時もあった でもうまくいかなくて 諦めて、また逆らって 何度か繰り返すうちに 身も心もボロボロになって 力尽きていった もう無理はしないで このまま流れに従い 進むのも良いのかもしれない

深い霧が晴れたあと

目が霞んだかと思ったら 前にはとても深い霧が流れていた いつもより薄暗い朝で すぐ近くしかよく見えなくて この先の様子もよく分からなくて 進みを緩めて見るけれど それでもよく分からなくて だんだんと不安な気持ちが 私を襲ってきて、不安が増してくる …

わたしの成長

先日、年に1回度の健康診断に行った 身長と体重を測るために機械にそっと乗った ドキドキ… 測定結果を見て驚いた なんと、この歳になって身長が伸びていた!! しかも、0.3cmも わずか0.3cmとはいえ、伸びたことにビックリ 誤差、と言えば誤差かもしれないが…

突然の穏やかな時

一日と、過ごす時間が辛すぎて1時間、1分がなかなか進まないそれでも数えながら、やり過ごす時が流れて、本当に長い長い時が流れやっと縛りが解かれて外にでるいつものようにうつむいて歩いていると後ろから声をかけられた仕事の話、世間の話うんうん、そ…

見ていてくれるから

一日中、会社にいてパソコンの画面にむかって今日も思う見ていてくれるのはこの画面何も話さなくてもずっと私を見ていてくれる何も言ってくれないけれどただ、ただ私も見つめている励ましてはくれないけれどそれでも私を見ていてくれる辛いことがあった時で…

風の前を横切って

冷たい風にあたられて 甘わず肩をすくめる 私があなたの前を横切ったのだから あたられても仕方がない でも、どうせ当たるのならば 私の心の中に燻るものを 一緒に持っていって欲しい 辛くて 寂しくて 悲しくて 涙も愚痴も ぜーんぶあげるから 持ち去ってい…

手を伸ばす

ただまっすぐに、君のもとへ 手を伸ばしている 時には心が折れてしまって うなだれたりする 風に遠くに飛ばされても それでもまた手を伸ばす その手に時々やってくる さえずりに心を和まされ その足元を行きかう音に 耳を傾けて 楽しそうな音 寂しそうな音 …

薄暗い朝には

朝夕だいぶ寒くなってきたいつもよりも上着を1枚増やしマフラーと手袋も必要な季節朝も薄暗い感じで それだけでも気分が落ち込んでくる背中を丸めて歩くのも寒いからなのかそれとも・・・お天気の良しあしでその日の気分も左右されるこれから訪れる冬にすで…

理想の街

程よく都会で 程よく田舎 中途半端な感じかいい 程よく駅に近くて 程よくスーパーが近くて 程よく郵便局や銀行があり 程よく学校もある どれもお散歩にちょうど良い距離がいい 少し離れたところに山や川など 季節を楽しめるところがあれば なおいい お天気が…

落ち葉

少し前まではまだ日差しが出ていて 明るかったのに うつむきながらトボトボと 歩く足取りがすごく重くて 暗い地面の上に落ちた赤い葉が なんだか私を励ましてくれているようで 1枚、そして1枚と 探して歩いてゆく

手を差し伸べてみたら

窓から差し込む光が眩しくて 思わず目を細めてみる そっと手を差し伸べて 暖かく感じてほっとする さらに浴びて一息つくと 心の中で絡まっている何かが 少しほぐれた気がした 小さな小さな私が 自然の大きさを感じて また少しほぐれた気がした

今日も仕事に行く理由

なぜ今日も仕事にいくのか? つまらない仕事をするために 上司に文句を言われるために でも働かないと生活できない 給料が安くても仕方がない 会社から疎まれても仕方がない 我慢して働くしかないから 他に何もできないし・・・ そう思いながら今日も会社に…

ある秋の青空を見ながら

朝夕が寒くなり始めてきた 上着を羽織りポケットに手を入れたまま 今日も会社へとトボトボ向かう 最近歩く背中もだいぶ丸くなってきた 寒いからなのか それとも行きたくないからなのか 心が折れたまま 重い足を引きずりながら 今日も出口のない闇の中へ ただ…

人とつながること

人とかかわるのが苦手な私が、とある会に行った 挨拶を軽くかわしながら、少し笑顔で自己紹介 ここまでは順調だった みんな集まってきて、食事が始まる いろいろな話が出ては消えて 私はその話を、うんうんと時々うなずく 勇気を出して、一言、二言、話して…

生きることの難しさ

長い道のりを、ずっと一人で生きてきて 途中から二人になったり でもなぜか、心はいつも一人きり 俯きながらトボトボと歩いていると 楽しいこと 嬉しいこと 悲しいこと 悔しいこと 辛いこと 寂しいこと だんだん溢れてきて、 ふと思い出して微笑んでみたり …

初めの一歩

無意味な人生を、ほんの少しだけでも意味のある人生になれば 今まで生きてきたことに意味を感じなくなってしまい、人生に行き詰ってしまいました。どうすればよいのか・・・なにかできることはないのか・・・しばらく、というか、かなり長い間考えてみた。1時間、…